どんなに効果の高い化粧品でも、自分のお肌に合わなければ意味がありません。
お肌に合わない化粧品を使い続けると美しくなるどころか様々なお肌のトラブルを引き起こす原因となるので、化粧品選びは効果や価格、知名度などよりも自分のお肌に合うかどうかを重視して選ぶことが大切です。
とはいっても、使う前からお肌との相性を知るのは至難の業。
実際には数日間使って見て確かめることになりますが、使用中または使用後にお肌がかゆくなったり痛くなったり、赤くなったりほてったり、腫れやニキビが出たときは明らかにお肌に合っていないので、すぐに使用を中止してお肌の回復に努めましょう。
具体的には、水かぬるま湯で化粧品を洗い流し、症状の出た部分を水で冷やします。タオルでこすったり日光に当てたりしないよう注意して、すぐに皮膚科にかかりましょう。その時は、使っていた化粧品とその説明書や外箱など(成分表示のあるもの)を必ず持っていくようにして下さい。
そこまでひどい症状が出なくても、使っているうちになんらかの違和感(何か物足りない、なんとなく重く感じる、など)を感じたら、化粧品の見直しをしてみるのもいいかもしれません。
基礎化粧品であれば、使用後のお肌の状態をしっかり観察してみるのもおすすめです。柔らかくてもちもちした、理想のお肌に近づいているでしょうか?そしてその状態がどのくらい続くでしょうか?そういうことを気にする事も、化粧品の見直しのコツの一つです。
もちろん、現在のような様々な種類のスキンケア用品があったわけではなく、また手に入りづらい時代の女性たちは、身近なものを使ってスキンケアを行っていました。
日本の場合、有名なものとしては以下の3つが挙げられるでしょう。
◎へちま水
へちまの実が完熟したころ、地上から数十cmのところでへちまのつるを切り、切り口を容器に差し込んでおくと、液体が溜まります。これが「へちま水」で、江戸時代や室町時代の昔から、化粧水や薬として使われてきました。
実際のところ、へちま水にはサポニンというお肌のキメを整える成分などが含まれており、保湿効果や美肌効果が期待できます。
◎米ぬか
米を精米した時に出る皮や胚芽のことを「米ぬか」と言い、現在でも化粧品に利用されています。
米ぬかにはビタミンB群やビタミンE、アミノ酸、ミネラル、油分などお肌に嬉しい成分が豊富に含まれており、紫外線を吸収したり酸化を防ぐフェルラ酸や、紫外線防止の効果があるγ-オリザノールも含まれているのでスキンケアにはうってつけの素材と言えます。
江戸時代には、お風呂の時に米ぬかを入れた袋で体を洗ったりしていたそうですが、米ぬかには汚れを落とすだけでなく美白や保湿の効果も期待できます。
◎ウグイスのフン
なんと昔の人は鳥であるウグイスのフンまでスキンケアに使っていました。
スキンケアに使われ始めたのは江戸時代からで、美白効果などのある洗顔料やニキビ治療薬として使われていました。それ以前にも着物のしみ抜きに使われていたそうで、それがスキンケア用品としてのヒントになったのかもしれません。
ウグイスのフンの美白効果は、リゾチームなど加水分解酵素のによるもの。ウグイスは消化管が短いので、食べ物を消化するための酵素がフンにも多量に含まれたまま排出されます。
現在でも「うぐいすの粉」として市販されていたりします。
昔から伝えられているスキンケアにはやはりそれなりの根拠がある事がお分けりいただけたかと思います。
現在でも、これらに含まれる成分を配合したスキンケア用品は数多く発売されています。
スキンケアの世界でも、先人の知恵は活かされているわけですね。
食品に消費期限、薬に使用期限があるように、化粧品にも使用期限があります。
使用期限の過ぎた化粧品を使うと、肌荒れなどトラブルの原因になるので注意が必要です。
未開封の場合の使用期限は外箱か容器に書いてある事が多いのでチェックしてみましょう。
書いていない場合ですが、使用期限が3年以上のものについては表示しなくてもいいという決まりがあるので、3年は持つと考えて構いません。
ただし、直射日光が当たる場所や温度・湿度の高い場所に置いてあるものについてはその限りではありません。
問題は一度でも開けたり使ったりしたもの。
食品などでもそうですが、一度開封すると空気が入り込み酸化が始まり、未開封時より早いペースで劣化が進んでいきます。
また、手を触れた場合、その部分から手についていた雑菌が繁殖していきます。雑菌で汚染された化粧品は、言うまでもなくお肌に悪影響を与えます。
化粧品は一度開封したら1シーズンで使い切るのが理想です。長くても開封から1年以上経過したものは、思い切って捨ててしまいましょう。
化粧品を長持ちさせるには、保存方法にも気を使いたいところです。
基本は、直射日光の当たらない涼しいところに保管します。一般的な化粧品は「冷暗所に保管」と書かれている場合が多いはずです。
だったら冷蔵庫で…というのは、実は逆効果。化粧品は高温でもそうですが低温でも劣化しやすく、また冷蔵庫に出し入れする時の温度変化でも痛みやすいのでおすすめできません。他にしまうところがないなら、野菜室がおすすめです。
なお、最近は防腐剤無添加の化粧品が人気ですが、防腐剤が入っていないということはそれだけ劣化しやすいということでもあるので、使用期限は特に気をつける必要があります。
保管方法にしても、冷蔵庫に保管するよう指示されているものがあるので、説明書などをよく読んで確認しておきましょう。
