2月に入りそろそろバレンタインの季節ですが、よく「チョコレートを食べ過ぎるとニキビが出来る」と言われていますね。また、そのような実感を持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際のところ、ニキビと特定の食べ物の因果関係は明確になっておらず、ある食べ物がニキビの原因になるということは考えにくいとされています。
チョコレートの他にも、ピーナッツがニキビの原因とされることがありますが、チョコレートにしろピーナッツにしろ、食べ過ぎたからと言って必ずニキビが出来るというわけではありません。
このような誤解が広まった原因としては、チョコレートやピーナッツが脂質の多い食べ物であるということが考えられます。
ニキビは皮脂が毛穴に詰まることで発生しますが、チョコレートやピーナッツなど皮脂の多い食べ物をたくさん食べると皮脂の分泌量も上がり、結果毛穴が詰まりやすくなってニキビが出来る…というイメージから生まれた都市伝説というのが真相のようです。
ただ、動物性脂肪や糖分を摂りすぎると、トリグリセリドという皮脂の主成分に一つを増やす事にもなりますし、カロリーも高いので食べ過ぎはあまり良くありません。
適量であれば、チョコレートはポリフェノール、ピーナッツはビタミンや食物繊維が豊富に含まれているのでむしろ積極的に食べたいところです。食べないで我慢するストレスはニキビの原因の一つですし。
食事でニキビ対策をする場合は、特定の食べ物を食べないのではなく、お肌にいい成分を含む食べ物を積極的に食べるのが良い方法です。
ビタミンA・B2・B6・C・E、ミネラル、コラーゲン、食物繊維などの栄養素を積極的に摂るようにしましょう。具体的には、鶏肉や魚をメインとした、野菜たっぷりの食事を心がけましょう。
お肌がもっとも乾燥しやすいと言われるのがお風呂上がり。お肌を乾燥から守る皮脂が取れてしまった直後ですから、お肌から水分がどんどん出ていってしまいます。
そこで保湿クリーム等でお風呂上がりのケアをする事が大事なのですが、お風呂の入り方によっても、お風呂上がりの乾燥をある程度防ぐ事が出来ます。
まずは保湿タイプの入浴剤を使う事。
入浴剤には大きく分けて3種類あり、新陳代謝を促す発汗タイプ、美容成分が入った美肌タイプ、お肌を乾燥から守る保湿タイプがあります。
保湿タイプは保湿成分が含まれており、この成分がお肌に吸着することによってベールを作り、お風呂上がり後の乾燥を防いでくれるわけです。
保湿成分には様々なものがありますが、例えばセラミドやスクワラン、白色ワセリン、流動パラフィン、グリセリン、ミネラルオイル、オリーブ油、米胚芽油などがあります。入浴剤の包装の表示をよく読み、保湿タイプの入浴剤を見つけましょう。
逆に、硫黄はお肌を乾燥を促す効果があるので避けた方が無難です。
保湿タイプの入浴剤を使った場合は、身体をシャワーなどで洗い流さずそのまま上がると良いでしょう。
また、お湯自体にも脱脂効果があり、乾燥を促すので、高い温度や長風呂は避けた方がいいでしょう。
もちろん、お風呂上がりのケアも忘れずに。
お餅を食べる季節ですが、どんな味付けで召し上がっているでしょうか。
美容を考えるなら、きなこもちがおすすめです。
きなことは、大豆を炒ってから皮をむき、ひいて粉にした物のことで、スーパーなどで手軽な値段で購入することができます。
大豆と言えばイソフラボン。イソフラボンは体内で女性ホルモンと同様の働きをすることから、シワやお肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。また抗酸化作用を持つので美白にも効果があるとされています。
そして、イソフラボンをもっとも効率的に摂取できるのがきなこで、粉状なので消化吸収もよく、大さじで2～3杯程度で1日の必要量を摂取できると言われています。
きなこのおいしい食べ方としては、きなこもちの他に、牛乳や豆乳、ヨーグルトなどに混ぜて食べるのがおすすめです。粉状なので料理にも使いやすく、ホットケーキなどに入れるのもよいでしょう。意外とご飯にも合います。
きなこはイソフラボンだけではなく、タンパク質や食物繊維、ミネラルを豊富に含む健康食品でもあります。カロリーも高いので食べ過ぎに気をつけつつ、毎日の食卓に取り入れたいものです。
